こんにちは hanauta✿です

「一次元の挿し木」松下龍之介を読みました。
様々な人種の人骨が、800以上も埋まっていうとされ 人骨の年代も様々だとされる実際に存在する謎多き湖ループクンド湖を柱に小説が組み立てられています。
4年前に行方不明になつた妹 紫陽の生存を信じ探しつづけている主人公七瀬悠(大学院で遺伝子人類学を学んでいる)は
ある日ヒマラヤ山中のループクンド湖て発見された200年前の人骨のDNA鑑定を石見崎教授に依頼されます。
その人骨のDNAがなんと行方不明の妹と一致してしまう・・・
ループクンドの謎を追い始める七瀬の周りで不可解な事件が起き始め、七瀬を執拗に追う謎の大男が出現・・・
登場人物の何人かの視点と現在と過去の時間軸が切り替わりながら進行していくのですが、ひとつの章が短く読みやすいので、さほど混乱なく読めました。
ホラーとミステリーが融合していてとても面白かった!デビュー作とはびっくりです。
挿木からクローン人間への発想がすごい。
連想ゲームじゃないけど、紫陽花や挿し木の花たちをみながら、人間のクローンをイメージしたことは私にはなかった…
そうそうこの小説のカバーイラストも凄い。
綺麗な紫陽花ねっとよく見ると、、うううっ??!!っとなっちゃいます。
不気味なのに、読み終わるまでになんどか見返してしまったカバーイラストでした。
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四季咲き紫陽花 霧島の恵み

にゃん
hanauta𖤣𖥧𖥣。