こんにちは hanauta𖧧です

宮部みゆきさんの代表作のひとつとも言える作品「火車」をやっとこの度読みました✧︎*。
ずばり、これは背乗りと消費者金融の闇を描いた社会派ミステリーです。
読み始めてあれ?昔ドラマか何かでみたかな?っと思いましたが、ドラマより深く社会的な背景を落とし込みながら読むことができました。
物語は休職中の刑事(本間)が、遠縁の親戚(和也)から行方不明になった婚約者の行方を探して欲しいという相談を受けることから始まります。
軽い人助けのつもりで捜査を始めた本間ですが、婚約者の謎を追ううちに大きな闇を嗅ぎ取り婚約者の素性を暴いていく物語
この小説は1992年(平成4年)に発刊され
当時社会問題になっていた消費者金融問題を背景にしています。
今や、クレジットカードやローンが普及していますが、これを読むと本間の語りから消費者金融の歴史が大まかですがわかります。
そして、"普通″の人や家族が簡単に多重債務者となり転落してしまう恐ろしさと共に、その申し子とも言うべき喬子の姿が浮かび上がります。
社会が生み出してしまった悲しい事件とも言える。
けれど、喬子がものすごい美人でミステリアスなので、男性陣(特に本間)など、ミステリアスな女性に惹かれる男性陣の視線が甘く感じちゃうような部分も感じちゃいました。(意地悪なおばさん目線ですねぇ💧)
でももし、喬子がそこらの普通のおばさんだったらどうだろう。喬子が喬也(男)だったら?
本間は同じようにこの事件に惹かれるだろうか、なんて。
でもだからこそ喬子はミステリアで美人じゃないといけなかったのだと思いました(^_^)
(これって男性が登場人物に対してなんでそいつがイケメンである必要があるのだと思うのと同じかもですね)
でももし、現実にこのような背乗り事件が起こっているとすれば (今や日本では深刻な社会問題となっている)犯人は決して目立つ美女ではない方が溶け込みやすいかも。
ほら あなたの近所のあの人も。。もしや。。。なんちゃって!( ´•ᴗ•ก )
追伸
本間と井坂夫婦の関係や本間と息子智との会話がとてもよかった!
智が友人と保護した犬(ボロ)を団地で飼っていて、同級生に殺されてしまうという事件がおこるのですが、智と井坂のおじさんとの会話や本間との会話がとてもよくて、理想の会話だなと思いました。読んでて辛い出来事だけど(私ならそうは思っても感情的には許せないだろうと思うけれども、) それでも。
<><><><><><><>𓏲 ˖ 𖧷 ⁺.<><><><><><><>

満員でーす
ハンモック、修理した脚がまた折れちゃった
ふたつあるのになぜか壊れた方にのってます
hanauta📖´-