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❁日々の事。愛しいものたちへの賛歌.*・゚

「捕食」三輪和音

こんばんは☾⋆·̩͙⑅*hanauta✿です

 

「捕食」三浦和音 を読みました

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こんわい(恐い)小説だった

 

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↑裏表紙のあらすじ

 

この殺人犯の心理がおそろしい もうホラー

普通なら感じる違和感に気づかない主人公にほれみろほれみろとありえないと思いつつぐいぐい読んじゃいます

なにかが欠落したものの祈り 歪み 

細く美しい容姿とのギャップ

不条理な感性のまま完結してしまった異様さ

 

「ハナカマキリの祈り」を文庫化にあたって「捕食」と改題されています。

作者はなぜ、「ハナカマキリの祈り」を改題したのか。

そんな事まで深読みしちゃったり

 

 

その願いを最初に叶えた時

祈ったからそれは起き

神さまが叶えてくれたんだと少女は思う

 

改題前の「ハナカマキリの祈り」と「捕食」

どちらが タイトルとしてしっくりくるか 色んな人の意見を聞いてみたい気がします。

 

 

擬態 ーーー実は大なり小なり日々誰もがやっている

いい人に見られたい願望も擬態のひとつですよね。いい人に見られたい、いい人に思われたいから お手本を探したり、自分の理想像にむけて努力する

メイクも一種の擬態 、、、ですよね

 

 

出発点は誰もが持つその感情

元々は誰もの中にある感情

 

認知のちょっとしたズレのような違和感が広がってゆくこわさ

 

昔の映画「ルームメイト」にも似ている感じの小説でした。

 

ところで、

現実の出来事で

 いつの間にか 自分の周りの人間関係をめちゃくちゃにされたり

意地悪な女に仕立てあげられ、かわいそうな被害者のふりをされた経験のある人ってどれくらいいるのかな。。。

 

私はそんな体験があるんです。

そのおかげで、自分には考えも及ばない思考や行動をする人がこの世にはいるんだということを痛みと喪失と共に経験しました。

                                                               

 私の頭って基本お花畑らしいんですが、、

(弟いわく)

 

この本のハナカマキリのような要素を持つ人を何度も思い出しました。

彼女のおかげで

ハナカマキリが潜んでいるかもしれない と警戒することが出来るようになった

10年以上過ぎて徐々に無理せずそう思えるようになりました二度と嫌ですけどね。

 

世の中を俯瞰したり、考えたりする時に

ないない まさかそんなことあるはずない

って 自分の頭で想像出来ない悪ってあるとおもいます

 

こつこつと積み上げる知識より“強力な抜け道的体験”だったのだと  今ではその経験に感謝しています

 

そして それは知恵となり、自分なら想像も出来ない事も、それでも想像することの大切さも知りました(ちょっと人間不信や警戒心が強くなってしまいましたが)

 

なかなか難しいですけど

そのバランスが大切なんじゃないかって、思います。

 

本の感想からかなり脱線してますが

 

壊れてる人とかブレーキのかからない人ってきょわい。。。

 

最後に昆虫のハナカマキリに罪はない!^^

 

 

hanauta𖡼.𖤣𖥧𖡼ʚïɞ.•